
登場人物を紹介
長瀞
本作のヒロインで主人公の1つ下の後輩
先輩を弄ることにハマッているが、後々やりすぎたと反省してしまう
先輩以外の男子にはそっけない対応が目立つ
八王子
長瀞の先輩で美術部員
女子である長瀞に吹っ飛ばされるほどに貧弱で、人とのコミュニケーションも苦手
女子と話す時は常に赤面している
第1巻の見所を紹介
図書館で宿題をしていた先輩は、同じく図書館でたむろしていたギャル集団に自作漫画を見られてしまいます
女子と話すのが苦手な先輩いはイジられるのが終わるのをジッと我慢していました
ギャル集団が帰った後も、なぜか一人だけ女子が残っています
残っていた彼女が長瀞でした
長瀞は先輩のキョドり具合が気に入ったのか、一人残ってさらに追い討ちをかけます
羞恥のあまり泣き出してしまった先輩を見て満足したのかそのまま帰っていきました
ただの性格の悪い女の子かと思いきや、帰った後で「やりすぎた」とドキドキしているシーンが単行本のおまけで描かれています
その後も事あるごとに先輩をイジってその反応を楽しんでは後になって反省する長瀞
イジりすぎるのは長瀞の性癖で、衝動が押さえ切れないみたいですね
図書館での初対面から常に先輩を弄り続けてきた長瀞は、先輩がデッサンを終えた褒美として頬にキスをします
先輩が性癖に刺さったとはいえキスまでしてしまうとは…
先輩以外の男子生徒と話してる時はかなりそっけなく切り捨ててしまうような長瀞がここまで自発的に構ってくるということは、やはり先輩に対して遊び相手以外の好意があると考えられますね
先輩をイジった後いつも反省している長瀞は、弄られる側の先輩の気持ちが少し気になっていました
ある日長瀞は自分のことをどう思っているのかを先輩に尋ねます
先輩の話を聞いている長瀞の表情はいままでになく真剣でした
先輩の答え次第では今後イジるのをやめるつもりだったのでしょう
しかし先輩の答えは「そこまで嫌じゃない」という好意的なものでした
言質をとったことで長瀞から先輩への好意が加速したということも考えられます

単行本のおまけ漫画では、バレンタインデーに先輩が自分で買ったチョコを食べているシーンをみて心乱れる長瀞が見られます
先輩が「自分で買った」と暴露した途端に笑顔が戻りますが、第三者目線では完全に恋する女の子の行動でした
女性との交際経験がないことで先輩を弄る長瀞ですが、先輩以外の男子に興味を示さなかったり、先輩とのラッキースケベ展開で動揺したり、頬にキスした途端逃げ出したりと意外とウブな姿が目立ちます
先輩が最も取り乱すのが女性関係なので女性弄りをしているだけなのでしょうか
とにかく取り乱す先輩の姿をみるのが長瀞の最優先事項なようです
自分の弄りで後になって赤面する長瀞も見ていて楽しめます
感想
先輩をイジって反応を見るのが大好きな後輩と、女性が苦手で面と向かって会話すらできない先輩の話でした!
見る人によっては結構過激に思えてしまう弄りが多かったですが、おまけの漫画やイラストをみれば長瀞がただの嫌な奴という印象は少し薄れました
しかし1巻まるまる読んだあとは「あぁ、性癖が抑えられないのか」という感想が残ります(笑
好きな人に意地悪をしたくなる現象が行き過ぎた結果というかんじですね
いつも先輩をいじって優位に立つ長瀞がふとした瞬間に取り乱すのが面白いです
先輩に女の影があったり、自分の弄りが行き過ぎたりしたときの表情が豊かでニヤニヤします(笑
「長瀞はウブかもしれない」ことに気が付いた先輩が反撃したりすると更に面白い展開が見られそうですね!!